所用のついでに京都に立ち寄りました。
涼しさ求めて、鴨川のあたりをそぞろ歩き。
そして、この日は祇園祭の直前でした。
街はお祭りムード。
目抜き通りも歩行者天国に。
153 京都
続いて、丹後国の一宮、籠神社(このじんじゃ)。
丹後半島の景勝地、天橋立のちょうど目の前に鎮座しています。
雷雨にみまわれたため、車内で雨宿りして、小降りになったときを見計らって参詣。
ここは、現在の伊勢神宮外宮の祭神であるトヨウケがもともと祀られていた場所。
ここでしばらくアマテラスとともに祀られた後、両者が伊勢に移っていったといういわれがあり、「元伊勢」と称しています。
社殿も、伊勢神宮と同じ造りです。
また、国宝に指定されている、日本一古い家系図(海部氏系図)を所蔵しています。
なお、この神社の後ろにある小山へは、ケーブルカーで登ることができます。
そこが、いわゆる天橋立の「股のぞき」で有名な傘松公園。
今回は、悪天候のため断念です。
今年のGWは関西方面に出かけて、いくつかの一宮に詣でました。
まずは丹波国の一宮、出雲大神宮です。
京都府亀岡市に鎮座。
丹波というのは、京の都からみて山陰方面の入口にあたります。
山陰で最大の存在感を誇るのは、なんといっても出雲大社(出雲国/島根県)です。
その出雲の神を祀る神社が、京を出てさっそく一宮として登場してくるわけです。
山陰への入口にふさわしい配置といえるかもしれません。
神社名が「出雲」で、出雲大社と同じくオオクニヌシが主祭神。
ということで、お目当てのご利益はやはり縁結びなのでしょうか。
比較的若い女性グループの参拝客を多く目にしました。
新緑が映える季節です。
ところで、「徒然草」にこの神社の獅子・狛犬の話があります。
都から訪れた偉い人が、獅子・狛犬が互いに逆向きに置かれているのをみて、
「あなめでたや。この獅子の立ち様、いとめづらし。深き故あらん。」
と、同行の人たちとも感激して、神社の人に尋ねてみたところ、
子供たちのいたずらですよといいながら、あっさり向きを直されてしまったので、
「感涙いたづらになりにけり(無駄になってしまった)」という話です。
昔に教科書で見たことのある話です。
偉い人の勘違いや早とちり、あるいは勝手な決めつけを皮肉った話という位置づけで当時は整理されていた記憶がありますが、今思えば、何にでも感動を見つけるのは大切なことだとも思います。
今はむしろ、この人を支持したい気持ちもありますね。
ポジティブな勘違いは許容したい。
ちなみに、その時代の獅子・狛犬はもっと小さくて動かせるようなものだったそうです。
定期観光バス、続いては大原三千院へ。
午前中の延暦寺では青い空がみられたものの、このあたりに来た頃には、いまにも降り出しそうな雰囲気。
ただ、緑の庭の撮影には、これくらいの光の加減がちょうどよいのかも。
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