夜のガッレリア(Galleria Vittorio Emanuele II)にて。
青空が見えないと、鉄とガラスの武骨な雰囲気が強調されますね。
ガッレリアの床にある、狼のモザイク。
ローマ建国伝承のロムルス・レムスの双子は、産まれた後に捨てられ、牝狼の乳を飲んで生き延びたとか。
有名な牡牛のモザイクは撮り忘れました・・。
そして翌朝になりました。旅の最終日です。
ホテルの近所を少し散歩。
こちらは帰国前でちょっと寂しい気分ですが、街は普通の朝を迎えているのでしょうね。
ホテルをチェックアウトし、直行バスで空港へ。
1時間ほどで、ミラノ・マルペンサ国際空港に到着です。
空港にもありました、PIQUADROのショップ。
日本では見かけませんが、今回の旅で発見していたく気に入った革製品ブランドです。
それでは、このヒコーキで帰ります。
さようなら、イタリア!
これで、昨年秋から続いたイタリア編を終わります。
ありがとうございました。
192 イタリア
ドゥオモ屋上で、日没を迎えました。
そろそろ下界に下ります。
さぁ、夕ご飯ですよ!
サフラン香るミラノ風リゾット。
骨付き豚肉とアスパラのグリル。
ドゥオモ周辺の様子。
なじみのあるACミランって、シェフチェンコやルイコスタがいたあたりまでかなぁ。
みなさん、夜更かし中。
ドゥオモ屋上から眺める秋の夕暮れ。
薄暮の時間は、寂しさと暖かさの両方が感じられて好きです。
それぞれの尖塔の先は、聖人の像になっています。
広場のまわりの建物にも、灯りが付いてきました。
そろそろ夕飯の時間ですかね。
ミラノのシンボル、ドゥオモです。
一度観たら忘れない特徴的な建物のひとつと言えるのではないでしょうか。
ファサードや尖塔の装飾はみごとです。
この後は、夕暮れの景色を楽しむために屋上に上ります。
ちなみにこのドゥオモ前の広場は、観光客への押売りがかなり強引なので注意。
スフォルツェスコ城(Castello Sforzesco)です。
15世紀にミラノを支配したスフォルツァ家が改築して居城とした建物です。
イタリアはもともと都市国家の独立性が高く、1861年に統一されるまで争いが絶えませんでした。
ミラノは激戦の場のひとつなので、城塞も堅固に造られています。
現在は、建物の中はいろいろな種類の博物館になっています。
こちらは、城の後ろに広がるセンピオーネ公園(Parco Sempione)です。
遠くには凱旋門が見えます。
ミラノの特級観光地のひとつ、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Chiesa di Santa Maria delle Grazie)です。
ここにあるのが、有名なダヴィンチの「最後の晩餐」という作品。
12人の弟子のうちの一人が私を裏切るだろうと予言し、場が騒然となった場面を描いています。
見学は人数制限の予約制で、事前にネット予約をして臨みました。
当然写真撮影も不可でしたので、大塚国際美術館の陶板レプリカの写真を載せておきます。
教会の近くにて。
長編となっているイタリア編、最後はミラノです。
今回ミラノでは、ミラノ中央駅(Stazione di Milano Centrale)の近くに宿泊。
ホテルから歩いて駅に向かいフィレンツェやコモ湖に日帰り旅行に出ることができましたし、最終日は荷物をひいて徒歩数分で空港直行バス乗り場に行けました。
交通の利便性はとても高いエリアです。
ということで、ミラノ中央駅をご紹介。
長距離列車も発着する、イタリアでも有数の巨大駅。
建物は大きく、構内も広いです。
これは、構内にあった紙の時刻表。
駅を出るすべての列車を記載しているものと思いますが、表現手法が日本とは違い面白いです。
これはWord的レイアウトと言えるでしょう。
日本人は、もっとExcel的な表組での表現をする気がします。
ヨーロッパでよく見られる、アーチ屋根の頭端式ホームですね。
イタリアの誇る高速列車、フレッチャロッサ(Frecciarossa/赤い矢)号。
最高時速300km/hで、ミラノから、ボローニャ、フィレンツェ、ローマを経てナポリまでを結びます。
ちなみにミラノからフィレンツェまでは1時間45分。
新幹線の東京−名古屋と同じくらいで、忙しいですが日帰り旅行も可能。
ローマへも、最短3時間半で行けます。(おおむね東京−岡山くらい)
そして、終点ナポリまでは4時間50分。(おおむね東京−博多くらい)
引き続き、コモ湖を望む山の上からの夕暮れ。
浮かぶシルエットは、アルプスで二番目に高い山であるモンテローザ。
標高は4,634m。
こちらはケーブルカーで下りながらの一枚。
やや手ブレ気味ですが。
湖面に映るイルミネーション。
向かいの山の上は、教会でしょうか。十字架が光っています。
この後は、来たときとは違う湖畔の駅から、ミラノの街へと帰りました。
だんだんと陽が傾いてきました。
夕暮れの街を眺めるために、山の上に行ってみましょう。
こんなケーブルカーで上りました。
階段の傾斜そのままの車体です。
静かな時間が流れています。
各家庭では、夕飯の支度中でしょうか。
ちなみに、コモ湖というのはこのあたり。
コモの街のドゥオモ。
ステンドグラスの模様が壁に映っています。
かわって、こちらは湖畔。
水は、なかなかの透明度。
コモ湖は、ミラノ北部のスイス国境にある湖。
天気の良いオフシーズンのこの日は、とても静かでした。
お昼はピザでした。
坂の多い街をブラブラと散歩。
にゃにゃ。
先日のイタリア旅の写真を続けます。
今度は、コモ湖です。
ミラノ中央駅から30分ちょっとで到着。
湖畔までは、徒歩15分くらい。
ちょうど紅葉の最中でした。
天気もよく、穏やかな雰囲気です。
ミケランジェロ広場で、夕暮れを待ちました。
観光客もたくさん来ています。
遠くから全体像をみても、このドゥオモやはりカッコいい。
川の流れも、街の情景にアクセントを加えています。
再度、ドゥオモ前にて。
月が明るい夜でした。
日帰り旅もそろそろ終わり。
新幹線でミラノに戻ります。
今回食べたかったもの、いろいろ。
イタリアは、何でも美味しい!
ポルチーニ茸のタリアテッレ。
光が反射して上手く撮れていませんが、フィレンツェ風ステーキ(Bistecca alla Fiorentina)です。
通常は一人当たり500gが適量とのことで、さすがに多いかなと少なめで頼んでしまったのですが、これは500gいけましたね。
トスカーナ地方の赤ワイン。
各種ジェラート。
期間中あちこちで食べました。
ところで、オフシーズンだけあって、ウフィッツィ美術館がなんと待ち時間ゼロでした。
有名どころでは、サンドロ・ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」も、ここの収蔵。
(写真は、別の場所で撮影したレプリカです。)
さて、陽が暮れる頃、少し高台のミケランジェロ広場へ。
アルノ川にかかる、ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)です。
橋の両端には、建物がびっしり並びます。
また上層階は、メディチ家が宮殿と政庁を安全に移動するための秘密の回廊となっています。
橋にある建物は、ほぼ全部が宝飾店。
この街のシンボル、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)の前にやってきました。
形や色遣いの美しさは、すばらしく抜きん出ていますね。
個人的には、自分で観たことのある世界のステキ建物トップ10のひとつ。
こちらは、ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)です。
ジェノヴァから、ミラノに移動してきました。
が、どうも天気がよくありません。
翌日は、晴れの予報が出ているフィレンツェに日帰り旅に出かけることにしました。
というわけで、ミラノ中央駅から赤い新幹線で1時間45分。
フィレンツェに到着しました。
まずは、駅から5分で、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会(Basilica di Santa Maria Novella)です。
続いて、観光客らしく、薬局にしてフレグランスの有名店、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局(Officina Profumo-farmaceutica di Santa Maria Novella)に寄ってみました。
ここは、世界最古の薬局といわれています。
中は重厚で美術館かと思うような建物でした。
観光客がかなり多くいましたが、一度は観にいく価値はありますね。
オニサンティ教会(Chiesa di Ognissanti)にて。
夕暮れ、ヴィーナスの港。
天気はよくありませんでしたが、味のある街でした。
都会もいいですが、海外のちょっと小さな街を散歩するのは、また違った楽しさがあります。
ジェノヴァの駅に帰還。
ポルトヴェーネレに行ったのは、ジェノヴァ滞在中のとある日。
ジェノヴァもずっと雨だったようです。
引き続き、曇り時々雨のポルトヴェーネレから。
こちらは、街の外れ、断崖の上に立つサン・ピエトロ教会です。
12〜3世紀ごろの建築とのこと。
この日は冬の日本海のような天候でしたが、晴れた日には穏やかな海の景色が楽しめると思います。
街の様子。
港街だからでしょうか、あちこちで猫を見かけました。
にゃにゃ?
ジェノヴァから日帰り旅行。
リグリア海に沿って、ポルトフィーノやチンクエテッレといった海辺の小さな街が点々としていますが、そのひとつであるポルトヴェーネレに出かけてきました。
カラフルなパステルカラーの建物。
天気がよければなぁ。
港町ならではの、魚介パスタです。
貝がゴロゴロ。
大西洋航路を発見したクリストファー・コロンブス(クリストフォロ・コロンボ・Cristoforo Colombo)は、ここジェノヴァの出身です。
この建物は、ジェノヴァの中央駅であるプリンチペ駅。
各都市を結ぶ中長距離列車が発着します。
写真からは見えませんが、建物の中や奥は現在いろいろと工事中でした。
街の様子。
こんな路地ばかりの旧市街。
突き当たりまで行ってみると、意外と行き止まりではなく、また違う細い路地が続いています。
ジェノヴァはこれでおしまい。
プリンチペ駅から、ミラノへと向かいます。
この赤い宮殿(Palazzo Rosso)や白い宮殿(Palazzo Bianco)のあるガリバルディ通り周辺は、世界文化遺産となっています。
ジェノヴァが港湾都市として黄金時代を築いた時代の遺産。
市庁舎も、もとは宮殿なのです。
街のお店にて。
このスタンプのデザイン、可愛らしいと思いました。
港町ジェノヴァも後半戦。
ようやく晴れ間が見えてきました。
港沿いを散歩します。
ここの水族館は、なかなかの規模らしいです。
行ってもよかったかな。
コンテナ船、タンカー、巨大客船から、観光船、個人ヨットまで。
何でもそろう港です。
ジェノヴァの旧市街は迷路のような路地が多いですが、ここも古いのでしょうか。
共同の水道施設がありました。
港のそばの市場にて。
ケーブルカーに乗って、丘の上に来てみました。
市街地が一望できる、「リーギ(Righi)」という住宅街です。
ジェノヴァは、ヨーロッパでも有数の港湾都市。
巨大な超豪華客船が、2隻も停泊していました。
ケーブルカーは、こんな急坂を上ります。
山の上の方にも住宅街が広がっている様子が分かります。
街の中は、かなり高低差があります。
ここは、建物の下を突き抜けるような形でトンネルが通っています。
中世の城壁に設けられていた門である「ソプラーナ門(Porta Soprana)」の塔です。
ここは、入場料を払うと屋上まで上れます。
ぎっしり並ぶバイク。
イタリアはバイクの交通量が多いですね。
街角の風景。
イタリアでも人気のお菓子、マロングラッセ。
ジェノヴァには、創業1780年という老舗があるとのことで、行ってみました。
「ピエトロ・ロマネンゴ(Pietro Romanengo)」というお店です。
夜のジェノヴァの街。
雨は困りますが、止んでしまえば、路面に光が反射するのでかえって画になります。
ジェノヴァの街の様子。
天気がよくなかったので、白黒・セピア調にして雰囲気を変えてみました。
街の中心「フェラーリ広場(Piazza de Ferrari)」周辺。
ジェノヴァは、坂の多い街です。
サン・ロレンツォ大聖堂の続きです。
この聖堂には博物館が併設されており、いろいろお宝があります。
この緑の鉢は、かの有名な最後の晩餐で使われた聖杯との伝説があります。
ほかにも金や銀の工芸品がたくさん。
行く価値はあるところでした。
さて、外に出てきました。
実は、着いたときからずっと雨。
街の一部では浸水してしまったほどです。
本日からしばらく、先日のイタリア旅行の写真を載せていきたいと思います。
よろしくお付き合いくださいませ。
まずは、港町ジェノヴァから。
こちらは、街のシンボルのひとつ、「サン・ロレンツォ大聖堂(Cattedrale di San Lorenzo)」です。
白黒緑茶の、カラフルな大理石の縞模様が印象的。
13世紀ごろに建築された、ゴシック様式の大聖堂です。
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