上士幌
北海道一周旅、最終日です。
前夜、弟子屈の街から雨の中を帯広の宿に移動。
宿は帯広八千代ユースホステルというところで、十勝平野の畑の中にあります。
クルマにカーナビはなく、大雨で、街灯もなく、携帯電話も圏外の状態で、なんとか奇跡的にたどり着きました。
そしてなんと、翌日は台風一過のような晴天!!
一気に北上して、上士幌のナイタイ高原牧場へ。
本当に、北海道に来てよかった。
さらに北上して、糠平湖まで。
ここには、水が少ないときだけ姿を見せる、ダム湖に沈んだ廃線の橋があります。
いまでは許可なく近寄ることはできなくなりましたが、当時はダートを走って近くまで行くことができました。
では、ここから反転、南へと向かいます。
帯広
こちらは、昭和の鉄道遺産。左が愛国駅、右が幸福駅。
「愛の国から幸福へ」というのが全国的なブームとなり、乗車券が縁起物として多く売れたとのことです。
廃線となった今でも、お土産としてレプリカ乗車券が販売されています。
とくに幸福駅の人気は根強いようで、木造の駅舎の中には、メッセージを書いた紙や名刺が所狭しと画鋲で貼ってありました。
襟裳岬〜ゴール
北海道一周、最終日も後半戦。十勝平野をどんどん南下します。
襟裳岬に続く海岸線は、崩落が続く難工事箇所。
黄金を敷き詰めたような費用がかかったということで、なんと「黄金道路」という名称がつけられています。
陽も傾きかけたころ、襟裳岬に到着。見渡す限りの大海原。
そして、日高地方を海岸沿いに北上する途中、日没を迎えました。
途中あまり天候がよくない日もありましたが、最終日が晴れて、本当によかった。
このあとは、苫小牧港を夜中に出て、大洗港まで再度20時間の船旅。
2週間での走行距離は、3000キロをちょっと超えていました。
こんな旅、いつか機会を作って、もう一回やりたいなぁ・・・。
おしまい