讃岐国一宮、田村神社です。(香川県高松市)
この神社で一番神聖な存在とされているのは、本殿の後ろの奥殿の床下にあるとされる深い淵。
奥殿には、真夏でもひんやりとした冷気がただようといわれています。
淵の底には龍が棲んでおり、覗き観たものは命を落とすとか。
全体的に雨の少ない讃岐地方ですから、水の神様は信仰を集めたようです。
ちなみに、この神社のとなりには、四国八十八箇所の第八十三番札所「一宮寺」があります。
また、土佐国一宮の土佐神社そばには第三十番札所「善楽寺」。
このふたつのお寺は、もともと神社に附属しておかれた別当寺(神宮寺)だったそうです。
一宮巡りとお遍路さんのクロスオーバー・ポイントなんですね。
こちらは、安産子宝祈願の犬。
かわいかったので撮影。
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