関ヶ原古戦場

秋の関ヶ原です。
慶長5年(1600年)、徳川家康率いる東軍と、石田三成率いる西軍とが激突。
大会戦本番の勝敗は1日で決着し、徳川の天下統一への流れがほぼ決定付けられる結果となりました。
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関ヶ原の地は、このような原っぱで、小高い山に囲まれています。
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勝負のカギを握ったのは、こういった山々に陣取った二つの西軍の軍勢。
ひとつは、まったく動かなかった毛利一族の軍勢、そしてもうひとつは、裏切って西軍に突っ込んだ小早川軍勢です。
開戦時点の布陣図をみれば、陣形・兵数ともに断然西軍有利なのですが、結局、三成の思いどおりの戦運びにはならなかったのでした。

さて。
ここ関ヶ原には「ウォーランド」という、ややB級な観光施設があります。
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施設内に、人形で関ヶ原の戦いが再現?されております。
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こちらは徳川四天王のひとり、井伊直政(いいなおまさ)です。
家康に昔から使えた武将のひとりで、軍勢のカラーリングを赤に統一していました。
「赤備え(あかぞなえ)」といいます。
井伊家は家康の信頼あつく、京に近い交通の要衝である近江を任され、彦根に城を築きました。

【まめちしき】
幕末の時期に彦根藩主になったのが、幕府の大老であり、開国・安政の大獄・桜田門外の変などで有名な井伊直弼です。
また、大人気の彦根の「ひこにゃん」は、2代目藩主の井伊直孝を救った白猫がモチーフで、赤備えの兜をかぶっています。