朱鞠内湖に向かう道道668号。
だんだんと高度が上がっていき、景色が開けてきました。
山奥の森の中をひたすら走る一本道、ほぼまったく対向車がありませんでした。
クルマを停めてエンジンも切ってしまうと、こんなにもからっと明るい景色なのに時折吹く風の音以外に音がしないというのは、少し不気味というか、夢を見ているような感覚さえあります。
この先、道道528号のダート道を入ってみようかとも思いましたが、思いとどまり、ぐるっと湖を半周して南側に出ます。
朱鞠内湖が見えてきました。
どこか絵本にでも出てきそうな場所。
ダムで森が沈んでできた人造湖で、森の島がたくさん浮かびます。
静かな森と湖。
朱鞠内湖から、南へ。
添牛内(そえうしない)〜幌加内(ほろかない)を経るルートで旭川へ。
朱鞠内の集落には、昔の深名線の駅跡がごく一部だけ残っていました。
なお、ひとつ手前の駅名は、その名も「湖畔」です。
深名線は、深川と名寄とを結ぶ長大路線。
国鉄時代から道内でも屈指の赤字路線でしたが、冬期は豪雪となる地帯であり代替輸送手段が未整備なことから、思ったよりも生きながらえました。
しかしJR化後の1995年、ついに廃止となってしまいました。
R275を南下していると、右側に緑の鉄橋を発見。
これも廃線跡?
Uターンして確認してみると、深名線の第三雨竜川橋梁ということでした。
土木遺産としても価値があるものらしく、記念碑も立てられていました。
(柵の外から撮影しています。)
伊勢ファームという牧場でソフトクリーム。
ロングドライブなので、甘いものの補給も欠かせません。
旭川の街までは、あと少し。
- 1
- 2